1.キャラクターを活用するために

「オリジナルキャラクターを作って、自分のホームページで紹介しよう!人気が出たら、ノートやぬいぐるみなどのキャラクターグッズを制作することになるかも?」
「店の商品のパッケージに、かわいいキャラクターを登場させよう!売上が上がるといいなぁ。 評判が良ければ、商店街のイメージキャラクターとして、他の商店に活用してもらってもいいな!」

キャラクターを活用したビジネスは無限に広がっていきそうです。

しかし、ちょっと待ってください。
そのキャラクターを考えた人は誰でしょうか?
そのキャラクターグッズを販売する人は誰でしょうか?
そのキャラクターのポーズや表情、カラーリングを勝手に変更しても良いのでしょうか?

そのキャラクターを考えた作者が、キャラクターグッズを販売する人と、同じとは限りません。
キャラクターの活用を「キャラクタービジネス」という視点で考えると、立場の違う人々が多く関わるため、いろいろな問題がでてきます。

キャラクタービジネスにおいて、どのようなことが問題となるのでしょうか?
また、どのようにキャラクターを管理するのが良いのでしょうか?

では次に、私たちの考える「キャラクター管理」について、少々難しいと思われている「法律(著作権など)」や「契約」についても触れながら、考えてみようと思います。